2018年2月12日(月祝)から14日(水) まで、東京都港区南青山のSpiral Gardenにおいて東京サイクルデザイン専門学校(以下、TCD)の2017年度卒業制作展が開催されましたので、ご紹介いたします。
(Photo:全てTCD)
今年度の卒業制作展 〜GRADUATION WORKS SHOW 2017〜 が開催され、展示作品21点のうち2点がミニベロでした。2017年度卒業制作展学校賞に輝いたのは、災害時を想定した備蓄用分割式ミニベロ「STOCK BIKE 」。ありそうでなかなか無かったシンプルさにより、誰でも直感的に組み立てられる点とその収納性の高さを実現しています。もう1台はなんとベンチになる自転車「Chillax」。その柔軟なアイデアに驚きますが、機能面だけでなくその雰囲気も素敵です。そのまま製品化されても不思議でないクオリティですね。
*以下の文章は制作者による紹介文となります。
STOCK BIKE
<2017年度卒業制作展学校賞>
Démontable / Steel
制作者:今井 保友さん
現在、災害時の帰宅困難者のために様々な物品が備蓄されています。 自転車も備蓄できたら?という思いから発案しました。箱に収まり備蓄ができる分割式自転車、老若男女、誰にでも完成形がイメージでき、工具が不要で直感的に組み立てられ、特別な練習もいらず乗れるように一般的な自転車から離れ過ぎないデザインと機構にしました。組み立ては、イラストを見るだけで簡単に出来るように分割部分の配色に配慮しています。
また、収納する箱をできるだけ薄くし、ストックしやすく、災害時に人から人へと手渡しやすいように設計しました 。
Chillax
Mini velo / Steel
制作者:久保田 博孝さん
天気の良い日にふらっと公園に行って、座ってのんびりしたいと思ったことはありませんか? この自転車は、簡単に椅子へと変形させることができます。 公園に行った際に座るところを探す必要はありません。
車体名のChillaxとは、chill(落ち着く)とrelax(リラックスする)を組み合わせた言葉です。意味はそのままchill and relax。落ち着いて、そして心休める、ということを一言につづめた表現です。アメリカではよく使われる表現のようです。
*学校法人水野学園 東京サイクルデザイン専門学校
*卒業制作展 ~GRADUATION WORKS SHOW 2017~
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