スポーツサイクルだけではなく、子ども乗せ自転車、ミニベロや折り畳み自転車などあらゆる自転車が集合する埼玉サイクルエキスポ2017が2月25日(土)・26日(日)の2日間、さいたまスーパーアリーナで開催されました。ミニ♡キュンの流華(るか)さんが会場に展示されていたミニベロ関連製品をチェックしてきましたので、さっそくご紹介します!
今年もたくさんのブランドが会場に集結し、両日とも多くの来場者が試乗されていました。主催者発表によるとスーパーアリーナの入場者は約28,000人、試乗者数は計11,333人だったそうです。では、バイクブランドからブランド名順にお届けします。
BESV ※電動アシスト車
世界最大の電動アシスト自転車市場であるヨーロッパにおいて、そのデザイン&性能で高い評価を受けているBESVのブース。この2月にリリースされたばかりのニューモデル「PSA1」は、2014年グッドデザイン賞BEST100を受賞した人気モデルである「PS1」のエントリーモデルです。
BILLION
自転車工房ドットコム、いさみや自転車館の2社が出展者名に登録された同ブースは、地元の自転車工房ドットコム、いさみや自転車館、サイクルハート、浦和サイクルセンター、ゆめのサイクル、宮野サイクルワークスらがタッグを組んだブース。マニアックなプロダクトが所狭しと展示され、コアな小径車ファンにはたまらないスポットとなっていました。
サイクルハートのオリジナルブランド「SPARTAN(スパルタン)」。小径車で最も走りのポテンシャルが高いのはカーボンフレームのミニベロという信念のもと、カーボンフレームの軽量で高弾性な特性を生かした、ヒルクライムでもロングライドでも楽に走行できるバイクを展開。

後輪には宮野サイクルワークスのMCWカバーホイールを装着して試乗車として用意。
そのグリップに巻かれているのはユメノサイクルズによるSAMURAI BAR TAPE。戦国武将、真田幸村とその一族が刀の柄に巻いたことで知られる日本の伝統工芸品、真田紐の美しい織り柄をそのまま活かしたバーテープで、愛車に味わい深く個性的なカスタマイズが可能です。
いさみや自転車館による価格を抑えながらもスペックには妥協しないオリジナルミニベロ「lionel」10 Speed。
ブースの皆さんと。流華さんが手にしているのはTOMOKABANのサコッシュ。ストラップと一体になったサスペンダークリップを使って身体に密着させることで、快適なサイクリングが行える優れものです。
DAHON(アキボウ)
世界最大のスポーツフォールディングバイク専門ブランドDAHON(ダホン)のブースでは、ほぼ全てのラインナップを試乗車として用意していました。様々なフレーム形状のモデルがある中、こちらは20インチモデルで8.6kgという軽量性と走行性を誇るMu SLX。
DAHONはTern(ターン)と共同で、ワークショップステージでスタートアップセミナー「自転車を折りたたんでみよう♪」を実施、ミニ♡キュン 流華さんもステージに参加させていただきました。両ブランドのバイクは直感的に折りたためる3Stepの折りたたみ方を採用していることから、初めて触った流華さんもすぐにマスターしていました。

市場に出回っている多くの折りたたみ自転車に採用されているDAHONの折りたたみ方法(DFS Technology)は、その完成度の高さが世界中のマーケットによって実証されている。

フレームジョイント部から「N」字の様にフロントホイールをスライドさせてフォールドし、よくある単純な二つ折りよりも40mmコンパクトにたたむことが可能なTernのN-FOLDTECHNOLOGY。ハンドルポスト、フレームヒンジ部分にはベアリングが内蔵されているため滑らかで、力を必要としないため女性にも優しい。
Daytona PotteringBike(DAYTONA) ※電動アシスト車
デイトナによる、電動アシストに全く見えないフォールディングバイク、Daytona PotteringBikeのブース。バッテリーはレザーバッグに収納し、モーターはハブモーター、ハンドル周りにメーター類を配さないことで、一見普通の自転車のようにスッキリと仕上げられたDaytona PotteringBikeは、電動アシスト車作りの一つの回答。新規色の導入も春に予定されているそうです。
esrMagnesia(ESR)
全てのモデルにマグネシウムフレームを採用した軽量スポーツミニベロ ESRマグネシアのブースでは、天候に左右されず安定したブレーキング性能を有するメカニカルディスクブレーキを採用したD212RS-DRをプッシュ。700Cを意識した設計思想で小柄なフォルムながら脚に自信のあるライダー達を唸らせるミニベロロードシリーズのニューモデルです。

マグネシウム合金の持つ最大の特徴は軽量性。マグネシウム(元素番号12)の比重は実用金属の中で最も軽く、アルミニウムの2/3、チタンの1/3、鉄の1/4である。第二の特徴は高比強度。マグネシウムの重さあたり強度は155MPa/kgでクロモリ鋼の130MPa/kgより大きく軽量である為、直径の大きいパイプを使用することができ高剛性となる。*Link → ESRマグネシアだからできた軽量化
HARRY QUINN(ジック)
100年以上前に英国で誕生した名ブランド HARRY QUINNが新たに生まれ変わって昨年登場。美しさと強さを兼ね備えたクロモリフレームのLiverpool(Cr-Mo Minivelo)は、ラグ溶接(フレーム)、ステンレススポーク、ハイポリッシュリム、クロモリフォークが特徴。
軽量にこだわった、シリアルナンバー入りのプレミアムな逸品、Premium6。チタンの特性を活かし、軽さと強さを兼ね備えます。
同ジックブースではその他RENAULTブランドより、マグネシウムフレームを採用し本体重量6.7kgの軽さを誇るシングルスピードのMAGNESIUM 6(Mg-FDB140)も展示されていました。
KhodaaBloom(ホダカ)
KhodaaBloomは、ワークショップステージで「これからはじめるスポーツバイク初心者講座」や、ブースで初心者講習、会場を飛び出して「ミニサイクリングツアー」を行うなど、ビギナーも楽しめるコンテンツを実施していました。
こちらは、タイヤが太めで安心感のある乗り心地とロードバイクのようなスピード感と軽さが特徴のRAIL 20。爽やかなフレーム色は、男性にも女性にも似合いそう。
Raleigh(ARAYA)
英国の伝統が魅力のラレーのブースでは、RSC RSW Carltonをピックアップ。名品の531の特性も継承するクロモリREYNOLDS-520を採用したフレームは細身で、完全水平のトップチューブが特徴。
Tern(アキボウ)
Kitt designとのコラボレーションによるノンフォールディングミニベロやクロスバイクの“攻撃的な美しさ”のイメージが強いTern Bicycles。こちらはTernのフォールディングバイクを代表するVergeシリーズより、451のNewモデル Verge X11。超ワイドギアとディスクブレーキが魅力の同モデルは、小径車好きの憧れのバイクの1台。

Rolf designのペアードスポークにより、左右で2本1組対になる構造を使い、圧倒的な少スポーク数で必要な張力を補った軽量ホイールを搭載。チェーンリングは、歯の形状をチェーンのコマに合わせた「+」「−」型にすることでチェーンの暴れを抑制するX-SYNCテクノロジーを採用し、フロントシングルの弱点であるチェーン落ちを劇的に軽減する。
攻撃的で美しいホリゾンタルのシルエットが魅力の、Kitt designとのコラボレーションによるノンホールディングミニベロ Surge。

今回は、同じくKitt designとのコラボレーションによるカーボンバトンホイールをカスタム例として装着し、Kitt design Lab.003(Surge Ltd.)と同仕様のバイクに仕立て上げられていた。
ランチは、会場前のけやきひろばに出店する「世界と日本のご当地メニュー」25店からチョイス。これだけあると迷う〜。
MKS(三ヶ島製作所)
後半は、アクセサリー類のブースをチェックして回りました。まず最初に来たのは、メイド・イン・ジャパンならではの高品質なプロダクトを展開する、ミニベロユーザーにとって避けては通れないペダルメーカー 三ヶ島製作所(MKS)のブース。
流華さんが手にしているのは、本日(3月1日)から応募がスタートしたMINI LOVEのフォトコンテスト「#minivelogenic」の副賞として入賞者にプレゼントされるUB-LITE Ezy。
MKSブースでは多種多様なペダルが展示されていましたが、こちらは脱着可能なSPD互換ペダルUS-S Ezy。後方(写真手前)のビンディングが分割型なので、楽にリリースできる優れもの。
縦方向に大きな踏み面と、吸盤状のグリップが特徴のLAMBADA Ezy Superior。バイクを個性的にドレスアップしたいユーザーにはもちろん、すべりにくく大きな両面踏みは街乗りなどでも乗りやすい。もちろん簡単に脱着可能。

MKSの脱着式ペダルには機構の違いにより「Ezy」シリーズと「Ezy Superior」シリーズの2種類のシリーズがラインナップされている。お互い互換性はないが、同じシリーズ同士であればクランクに装着しておく専用アダプターが共有できる。 *Link → MINI LOVE特集記事「定番中の定番アイテム! フォールディングバイクに必須のMKS脱着式ペダル」
OSTRICH(アズマ産業)
輪行袋で有名なオーストリッチは、サドルバッグやパニアバッグ、フロントバッグといった車体に装着可能な鞄類も多数ラインナップしています。こちらは様々なタイプのバイクのハンドルバーに簡単に装着できるリベロバッグです。
SIXTH COMPONENTS(NYC)
ROCKBIKESを手がけるNYCのブースでは、パーツブランドSIXTH COMPONENTSから発表されたばかりの451サイズのカーボンホイールがお披露目されました。ブースではアパレルやアクセサリー類なども展示され、独自の世界観が築かれていました。

SIXTH COMPONENTSのラインナップの一つとして、小径車用パーツのシリーズMIDGET WORKSが誕生。その第一弾として今回カーボンホイール3種が発表された。左から、30mm heightのLYLIS、38mm heightのABYSS、50mm heightのESPADA。日常的に感じている五感を超えて、稀にしか知覚できない第六感を呼び覚すモノ作りを目指すSIXTH COMPONENTSの今後に期待が集まる。
撮影用衣装協力:エヌビーエス
♣︎ヘルメット:LAS / VICTORY(ブラック/ピンク)
♣︎アンダーウェア:OUTWET / LP1(ローズ)
♣︎アームカバー:OUTWET / MP1(ブラック)
♣︎ジャージ:PARENTINI / ABBEY ROAD(レッド)
♣︎シューズ:LINTAMAN / ADJUST RUBBER(ブラックレッド)
♣︎ショートソックス:PARENTINI / (国内未展開モデル)
♣︎グローブ:PARENTINI / (国内未展開モデル)

♣︎ヘルメット:VICTORYは世界中のプロライダーから支持され続けるイタリアンブランドLASのフラッグシップモデル。New CAT-EYES EVO 3D Systemを搭載し、ミリ単位の調節で頭の形に完璧にフィットさせる。 ♣︎シューズ:アッパーはADJUST ROAD COMPと同じく2ダイヤルシステムを採用し、ケーブルワイヤーで横方向だけでなく縦方向にも調節できるシステムで、なんとソールがラバー!のADJUST RUBBER。レース後のポディウムシューズとしてもオススメ。

♣︎アンダーウェア:本来アンダーウェアに求められる汗の処理と体温調節機能を追求してたどり着いたのがハイテク素材「ドライヤン」を採用するOUTWET。独自の製法で実現したワンサイズという画期的なイタリア発のハイテクアンダーウェアは、サイクルスポーツに限らず様々な分野で世界に認められている。 ♣︎ジャージ:イタリアの人気アーチストBob Marongiuとのコラボジャージが更にグレードアップ!これで走れば注目度アップ!

♣︎アームカバー:汗の処理に特化したOUTWETのアームカバー。アンダーウェアと同じDRYARNを採用しているので水分発散性、保温性に優れている。肌寒い春や秋口のウォーマーとして、また高いUVカット機能なので日焼け防止としてオールシーズン使用可能。2サイズ展開。